ミノキシジルの効果と育毛剤について詳しく解説!

ミノキシジルについて

ミノキシジルについて

AGA治療薬に使用されている成分の中でも、非常に優れた発毛効果がある成分としてミノキシジルという成分があります。このミノキシジルという成分は非常に特殊な経緯で開発された成分で、元は血管拡張剤をして開発されていました。しかし後々非常に高い発毛効果があるということが判明し、血管拡張剤ではなく発毛剤としての販売が開始しました。

ミノキシジルは血管を拡張させ、血流を改善することによって栄養を毛根に供給し、髪の成長を促進させる働きがあります。したがって、AGAで成長が止まりかけているような髪に対しても多量の栄養を送り込み、成長を促すことによって正常な髪が新しく生えてくるようになるのです。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルがどうして髪の成長を促進するのか、そしてAGAを改善させるのか、それについて少し詳細に説明します。まずミノキシジルというのは血管を拡張させる働きがあります。したがって、患部に対して直接ミノキシジルを塗布する、もしくはミノキシジルを内服薬として服用すると、血管が拡張した状態になります。血管が拡張すると、血液が血管内部をスムーズに通るようになる、いわゆる血流が良い状態になります。頭にある多数の毛細血管でもこの現象が発生するようになるのですが、そうすると毛根や毛包と呼ばれる髪の成長に必要な部位に対して髪の成長に必要な栄養がどんどん供給されていきます。そうすると、毛根にある毛母細胞という髪を作り出す部位が細胞分裂を始め、髪が新しく生え始めるのです。

以上のように、血管が広がって血液が流れるようになる、毛根に栄養が届く、細胞分裂が活発化し髪が生える、という一連の流れが頭全体で発生することにより、ミノキシジルはAGAの症状を改善していくのです。

AGA(男性型脱毛症)とは

ミノキシジルを使用することによって治療が可能な脱毛症、その1つがAGA(男性型脱毛症)です。AGAはテストステロンという男性ホルモンに対して、5αリダクターゼ酵素と呼ばれる酵素が結合し、DHT(ジヒドロテストステロン)が生成される事によって発生する脱毛症です。DHTは男性ホルモンの中でも特に強く働くもので、胎児の性別の決定といった非常に重要な働きがある性ホルモンです。しかしこのDHTが毛母細胞内に入り込むと、毛母細胞の細胞分裂を妨げてしまい、髪が新しく生えにくくなる、髪自体が細くなるといった現象が起こるようになります。こういったDHTという男性ホルモンの働きによって髪に影響が現れ、薄毛になる症状のことをAGAと呼びます。

FAGA(女性男性型脱毛症)とは

AGAは男性ホルモンの働きによって発生する脱毛症の症状ですが、この症状によく似たものにFAGA(女性男性型脱毛症)という症状があります。FAGAの特徴として、AGAとは全く違った仕組みで発症するという特徴があります。まずFAGAは男性ではなく女性が発症する脱毛症です。女性の体内には性ホルモンとして女性ホルモンが多く存在していますが、その中にはエストロゲンという女性ホルモンがあります。このエストロゲンには髪の成長を促進するような働きがあるため、女性は薄毛になりにくいという特徴があります。しかし閉経やホルモンバランスの大幅な乱れによって体内のエストロゲン量が減少すると、髪の成長に対して影響が現れ、髪全体が細くなっていきます。こういった髪が細くなり、頭髪全体が薄くなるような脱毛症のことをFAGAと呼びます。

ミノキシジルを配合した育毛剤

AGAや脱毛症の改善に用いる発毛剤や育毛剤の中には、有効成分としてミノキシジルを配合しているものが多数存在しています。その中でも特に利用している人が多いミノキシジル配合の発毛剤として、ロゲイン、ツゲイン、リアップがあります。これらの製品はどれもミノキシジルを配合しているため、非常に優れた育毛効果があります。AGAの改善を行うためにミノキシジルを使用したいと考えているのであれば、上記3つの発毛剤がどういったものかを知ってみましょう。

ロゲイン

ロゲインはミノキシジルを有効成分として配合した、世界で初めての育毛剤です。現在ミノキシジルを配合している育毛剤は多数存在していますが、それらの製品も全て元をたどっていけば、このロゲインをベースに開発が行われています。

ロゲインは1日2回患部に対して薬液を垂らし、浸透させることによってAGAの治療を行います。副作用として使用した部位の痒みや発疹、頭痛といった症状が現れることがあるため、使用の際には副作用に注意をしながら使用する必要があります。

ロゲインは世界中で市販されている育毛剤ですが、日本国内では認可の発生していない未認可の育毛剤です。したがって、購入の際には個人輸入代行サイトを利用して購入を行う必要があります。販売されているロゲインは有効成分としてミノキシジルを5%含んでいるため、使用効果が強く、しっかりとした発毛効果が実感できます。ロゲインは一度に購入できる本数や、再購入が可能となる期間が法律によって定められているため、購入の際には注意をするようにしましょう。

ツゲイン

ツゲインはロゲインを基に開発された、ジェネリックのミノキシジル配合育毛剤です。そのため、使用方法や使用感といった点に基となったロゲインと大きな差はなく、ロゲインを使用した経験があるのであれば、違和感なく乗り換えを行えるようになっています。

ツゲインの特徴として、ミノキシジルの配合量によって3種類の商品が存在しているという点があります。ロゲインはミノキシジル配合量5%の製品しか存在していませんでしたが、ツゲインは2%、5%、10%と3種類の製品が存在しています。一般的にミノキシジルは女性が使用してはいけない成分として知られていますが、2%の製品であれば妊娠期間中など特定の状況を除き使用が可能となっています。したがって、ツゲインはロゲインと比べてより便利に利用できる製品となっています。

リアップ

リアップは日本国内で販売されているミノキシジルを使用した育毛剤です。リアップは実は日本以外の国ではツゲインという名前で販売が行われている育毛剤で、内部に使用されている成分などに関しては実はツゲインとほとんど同じものになっています。違いとしては、リアップの場合は100mlの薬液内にミノキシジルが1g配合されているものと5g配合されているもの、つまり1%と5%の製品しか存在していないという点があります。したがって、ツゲインと比べて少々成分量が少ない製品か同一の成分量の製品しか存在していません。入手性に関してはツゲインよりも良く、薬局にて購入ができます。また、リアップの中には育毛効果だけではなく頭皮環境の改善効果を高めた、リアッププラスという製品が存在しています。そのため、環境を整えながら育毛を行いたいという人には、リアップシリーズの中でもリアッププラスの使用が推奨できます。

ミノキシジルの歴史

ミノキシジルが現在のように発毛・育毛目的で使用される用になったのは1980年代からで、それ以前までミノキシジルは血管拡張剤として使用されていました。

ミノキシジルは元々1960年にアップジョン社という製薬会社が高血圧の治療薬として販売を行っていました。しかしミノキシジルの販売を行って以降、使用社に副作用として多毛の症状が現れる、薄毛が治ったという報告が相次ぎました。そして調査の結果、ミノキシジルの血管拡張作用によって薄毛の症状が改善されるということが判明しました。そしてこの副作用を逆手に取り、薄毛症の改善薬として販売を行うために新たな研究が開始された結果、1980年に今も世界中に愛用者のいる育毛剤、ロゲインの販売が始まりました。そしてその後時代は流れ、今現在ミノキシジルは血管拡張剤としての役割よりも、育毛剤の有効成分として使用されるようになったのです。

まとめ

ミノキシジルは開発が始まった当初は現在の使用目的とは全く違った目的で開発され、後に現在のように育毛を目的とした医薬品として使用されるようになった、非常に特殊な成分です。ミノキシジルの使用が有効な症状としては、DHTの増加が原因となり発症するAGA、そしてエストロゲンの現象によって発症するFAGAがあります。これらの症状を治療する際に用いるミノキシジル育毛剤には非常に多くの物があり、製品ごとにミノキシジル量も違えば、販売価格なども異なっています。ミノキシジルを配合した育毛剤で薄毛を改善したい、そんな時は各製品の特徴を知り、自分に合った製品を使用するようにしましょう。また、FAGAの治療を行う際には男性向けのミノキシジル配合育毛剤ではなく、女性用のミノキシジル配合育毛剤を使用するというのを忘れないようにしましょう。